コーヒーは、自分自身で楽しむもの、カフェで自由に楽しむもの、と思われています。
確かに、食事の時のようなマナーはコーヒではありません。
ですが、カフェでの会議だったりランチミーティングなどがあれば目上の人とコーヒーを飲むことになるので、ちょっとでもマナーがあるなら知っておきたいものです。
今回はコーヒーの飲み方についてお伝えするので、参考にしてください。
コーヒーマナーは存在する!
コーヒーの飲み方について、絶対守ってください!というマナーはありませんが、ある程度のマナーは存在しています。
アイスコーヒーではなく、飲み方として気をつけなくてはいけないのはホットコーヒーの場合なので、その時のマナーをご紹介していきます。
最初の一口は何も入れない
コーヒーが苦手、という人以外は最初の一口は何も入れず、そのまま飲みましょう。
使っているコーヒー豆の種類によっても味は違いますし、自分自身の体調によってもコーヒーの味わいが違います。
そのため、普段通りの分量で砂糖やミルクを入れたとしても「あれ?なんか甘い…」「味が薄い…」など、飲んだ時の印象が変わるのです。
まず最初はそのまま飲んでみて、味の濃さや香りを確認してから入れる砂糖の数やミルクの量を決めるようにしてください。
マナーというよりも、失敗せずに美味しくコーヒーを飲む方法だと思いましょう。
コーヒーカップの取っ手の向きによっても違う
コーヒーカップとソーサーが揃って出てくることが普通ですが、取っ手の向きでもスプーンの持ち方も違ってきます。
自分に向かって左にコーヒーカップの取っ手がある場合は、そのまま左手でカップの取っ手を軽く抑えて、右手にスプーンを持ってかき混ぜることがマナーです。
回し方も逆時計回りにスプーンを回し、取っ手を右手で持って飲みましょう。
取っ手が最初から右側に向いてきた時は、左手を添えることなく右手でスプーンを持って混ぜます。
ポイントは、スプーンを使ったあと最初と同じように手前に置くのではなくて、カップの向こう側に置くようにしてください。
時々、カップの中に入れたままにしたり、ひっかけておく人もいますがマナー的にはNGです。
自分1人の時だけにしておくようにしましょう。
砂糖&ミルクを入れた時
砂糖やミルクを入れる時も、色々マナーはあります。
まず、砂糖を入れた時にはスプーンでカップに触らないように静かに混ぜてください。
カチャカチャと音を立てるのは、マナーとしては良くないので、カップの中で静かに軽く前後に混ぜるとキレイに混ぜることができます。
ミルクは、砂糖を混ぜた後に入れると混ぜていた時に起きた水流とともに混ぜることができるので、効率的です。
時々、ピッチャーでくることもありますが、その場合はコーヒーに入れた後軽くスプーンですくうかペーパーナプキンで拭き取ってあげるとテーブルを汚しません。
飲み方も大事だけどコーヒーカップも重要な存在
飲み方のマナーを理解した後、もっとコーヒーを美味しく飲むためには使うカップにも注目してください。
そもそも、カフェや喫茶店でコーヒーが出てくるときにカップの形や大きさが違う、ということに気づく人も多いです。
なぜ?と思うかもしれませんが、コーヒーの種類によって飲んだ時の口から鼻に抜けていく感覚が違うのでカップの大きさは変わってきます。
レギュラーカップ
ほとんどのカフェや喫茶店で飲むことができるカップです。
量的にもちょうど良く、厚さも色々あって冷めにくいことが特徴的だといえます。
香りが広がりやすく、飲みやすいので日本ではレギュラーカップが基本のコーヒーカップで、カフェラテなども入れられることが多いです。
ただ、最近ではカフェラテ用のカップも誕生したので、それぞれに分けて使用しているお店も増えてきました。
デミタスカップ
小さめなカップですが、濃いめのエスプレッソを飲むためのカップです。
量的には100cc以下しか入らないので、飲みごたえはどうだろう?と思うかもしれませんが、濃いめのコーヒーを入れるカップなので量的にそこまで飲めないため問題はありません。
デミタスカップは小さくて、見た目的にもオシャレなのでインテリアの1つとして集める人も多く、別の楽しみ方もあるカップの種類です。
飲み方マナーはあるけどコーヒーは楽しむことが一番大事
コーヒの飲み方として、色々細かなマナーはありますが、実際そこまで気にしなくても大丈夫です。
目上の人や、会社の大事な会議の時などであればやはり、失礼のないようにマナーを知っていることは大事だといえます。
あまりにもマナーばかりを意識してしまうと、だんだんとコーヒーを飲むことが楽しく無くなってしまうので、自分1人の時や友人・恋人などとカフェで楽しむ際は、特にコーヒーの飲み方マナーなどを考える必要はないです。
美味しくコーヒーを飲むことを第一に考えて、ぎこちないカフェタイムにならないようにしましょう。
コーヒーは気持ちをリラックスさせて、緩やかな時間を過ごす手助けをしてくれるので、マナーばかりにとらわれず、自然体で楽しんでください。
コーヒーの飲み方はある程度のマナーを守った上で自由
コーヒーの飲み方のマナーをご紹介しました。
細かな部分ではありますが、多少のマナーはあります。
普段意識していなかったかもしれませんが、ここぞ!というときに基本のコーヒーの飲み方マナーを知っておくと常識的な人なのだなと思われるので、知識の1つとして把握しておきましょう。